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俯瞰視点と他者視点を往還するロールプレイの省察支援
- 1. 俯瞰視点と他者視点を往還するロールプレイの省察支援
望⽉月 俊男*1 佐々⽊木 博史*2 脇本 健弘*3 吉⽥田 定秀*1
宮脇 光輝*1 平⼭山 涼也*1 久保⽥田 善彦*4 鈴鈴⽊木 栄幸*5
1*専修⼤大学ネットワーク情報学部 2*神⼾戸⼤大学情報基盤センター
3*⻘青⼭山学院⼤大学情報科学研究センター 4*宇都宮⼤大学教育学部 5*茨城⼤大学⼈人⽂文学部
背景:即興性が有効なロールプレイ訓練を促進する
ロールプレイ訓練:即興性が必要な分野例
これらのコミュニケーションや意思決定は、状況に対応するのに、
次にどのような手を打つか、他の様々な人物からのリアクション
(多声)を想定しながら考える対話的(dialogic)で、即興的な過程
(Resnick Wilensky 1997;
Landrousse 1989)
とくに、従来持っている信念システムを壊していく
(=他者視点を得て考える)には、
スクリプトベースではなく即興を重視することが多い
(Friedman 2004)
■ロールプレイを活性化する“触媒”としての人形劇 (望月ほか 2013)
人形劇によるロールプレイ学習支援システム「えでゅーすぼーど」 (望月ほか 2012) の改良
※本研究は科研費MEXT/JSPS #26282060の助成による
危機管理訓練
看護医療教育 教師教育
■本研究の目指すもの:
ダイナミックで複雑なコミュニケーションを、
他者視点で学ぶロールプレイ
■ロールプレイ:
いかにリアルな参加者を想定できるかがカギ
過剰適応(Landrousse 1989)や評価懸念(Cottrell et al. 1968)で十分な演技ができないおそれがある
心理的安全地帯
(Aronoff 2005)
人形(非自己)に演者(自己)の振る舞いを投影
直接演じていないが、自分の演技は同定して観察可能
バランスの良い演技参加が可能
人形を“媒介”として、心理的安全を確保するとともに、自分の内言世界にある
具体的知識を表出させ、「意味」(ドラマ)として再構成することを支援する
(ヴィゴツキー 2004; 田島 2014)
ARマーカー + LED(赤・青)による
位置・状態推移の記録
演技の会話はマイクで録音
Web上でシミュレーションをアニメ再生
タイムライン上に相互コメント⇒リフレクション
Web上
Webサーバ
データベース
(Wakimoto et al. 2013)
アクターのクリックにより視点切替
uniSWF上でFlashモジュールを読み込み
Unityモジュールと連携して動作
■Inter-identity Technology for learning
主観的な視座の転換をテクノロジを用いて支援する
→そのアクターの視点からの活動の省察を促す
(Lindgren Pea, 2012)
視点の
自由な
転換
ロールプレイ
支援・記録
省察
再試行
省察
再試行
俯瞰視点(従来型)
全体を見るも、特定のアクターの振る舞いに焦点
他者視点
特定のアクター以外の立場・感じ方の体験・省察