テクニカルライター上田修子さん（@naokoueda）主催のLinkedIn勉強会。 講師は@taniyang。 当日のトゥギャッターは下記。 http://togetter.com/li/142248

1. 勉強会
2011年5月30日

2. 勉強会目次
LinkedInとは
機能
収益源
アカウント
用途
論点

3. LinkedInとは
• 2003年にサービスを開始した「プロフェッショナルネッ
トワーク」
• 2011年3月に全世界で1億人のユーザー突破
• 2011年5月にIPO（初日終値は公開価格の２倍！）
• 2011年中に日本でのサービスを開始（現在幹部を採
用中！）

4. LinkedInメイン画面

5. プロフィール画面

6. LinkedInの主な機能
• プロフィール公開：履歴書代わり。取引先や上司・
同僚・パートナーによる「推薦」機能もあり。
• ニュース機能（LinkedIn Today）：パーソナライズ
され、ソーシャル化されたニュースを閲覧可能。
• 投稿機能：Twitter型機能。フォローした企業やグ
ループからの投稿も表示される。
• グループ機能：特定のトピックに関するディスカッ
ションや情報交換など。
• その他：BtoB広告、アプリ、質問機能、などなど

7. LinkedInの収益源
プレミアム会員、BtoB広告、採用ソリューションの３つに分散。

8. 有償アカウント
• LinkedInでは基本的に知らない人にはアクセスで
きない。
• 月額20$～75$程度で３パターン
• 知らない人にメールできる
• 知らない人のプロフィールを閲覧できる
• 自分のプロフィールを誰が閲覧したのかを知るこ
とができる
• 知らない人が自分にメールできる機能 などなど

9. 使い方は主に４つ
1. 採用マッチング
2. ビジネスマッチング
3. 業種・職種に特化したビジネスニュースサイト
4. ビジネス広告、ビジネスパーソン向けキャンペー
ン

10. ①採用マッチング
知らない人からメールが突然来る。メールを見るとヘッドハンターから。

11. ①採用マッチング
紹介される文面には「自分のプロフィールに書いてある単語」がそのまま使われてたりする

12. ①採用マッチング
• ユーザーは希望の就職先を探し、採用担当やヘッド
ハンターは採用候補者を探す
• 詳細な履歴書＋知人のリコメンドを見て、より細かく
人物像を把握できる
→誰もが詳細な履歴書を書くため、差別化するため
にリコメンドが重要になってくる。最強のSEO対策。
• 採用担当やヘッドハンター向けに有料で採用ソ
リューションサービスを提供している模様

13. ②ビジネスマッチング
• 詳細な検索が可能。これによりターゲット顧客に
アプローチ。アライアンスを組んでビジネスをする
など。
• NewsタブのSignal機能で、2ndのつながりの人の
Twitterをチェックすることが出来る。ここからつな
がりたい人を知って、アプローチするなどの使い
方がある。

14. ③業種・職種に特化した
ビジネスニュースサイト
• 2011年3月にソーシャルニュースサイト
“LinkedIn Today”をリリース。
• ユーザーに合わせてニュースをリコメンドしてくれる。（自
分の知り合いの間で話題になっている、自分の業界で話
題になっている、周辺の業界で話題になっている、など）
• キュレーションの力が働く：同業者・専門家によるニュー
スに関するつぶやきや、記事がどれだけシェアされてい
るのかを併せて確認可能。
→「この業界で著名な●●さんが解説している」など

15. ④ビジネス広告、
ビジネスパーソン向けキャンペーン

16. ④ビジネス広告、
ビジネスパーソン向けキャンペーン
・地域
・会社（会社名ダイレクト
広告or業種or規模・フ
リーランス）
・職種（職種ダイレクト広
告or職種or役位）
・所属グループ
・性別
・年齢
以上で詳細に設定可能。

17. ④ビジネス広告、
ビジネスパーソン向けキャンペーン
• Facebook並の詳細ターゲティング広告
• 「BtoC広告はFacebook、BtoB広告はLinkedIn」の
時代に。
• LinkedIn先進国オランダではフォルクスワーゲン社
がキャンペーンに活用したことも

18. LinkedInをめぐる論点 1/4
• 日本で浸透するのか？
→MBAホルダーやエンジニアを中心にゆっくり浸
透？使う人はフル活用するセルフブランディング
ツールに。使わない人は全く使わないのでは？
→ニッチな中小企業が海外市場にアプローチす
るために利用できるのでは？
→既に国内では外国人を中心に利用されている

19. LinkedInをめぐる論点 2/4
• 他のソーシャルメディアとの棲み分けは？
→Facebookを使った採用は世界的に存在する模
様。高度人材はLinkedIn、その他はFacebookとい
う棲み分け？
• LinkedInTodayは何を変えるか？
→業界誌よりも便利。成り代わっていくのでは？
• どんな人が使うのか？
採用担当、営業・マーケ担当、ヘッドハンターなどの
他、セルフブランディングをしたいフリーランサー

20. LinkedInをめぐる論点 3/4
• 高度人材じゃないマイナーかつマニアックなビジネス
パーソンも使えるツールか？
→詳細な検索があるので、つながる目的が明確な
人には使えるのではないか
• アカデミアの世界では使えるのか？
→研究者が自身の研究スポンサー探しに使うことは
充分考えられるのではないか

21. LinkedInをめぐる論点 4/4
• LinkedInは日本の何を変えるか？
→雇用のグローバル化。優秀な人材がますます海
外に就職しやすくなる。日本においては人材の空洞
化につながりうる。
→キャリアデザインの考え方が変わる。「キャリアは
一度選べば終わり」から「どんどん更新し、蓄積して
いくもの」に。ある種のライフログにもなる。
以上