ソーシャルスタートアップとデザイン

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ソーシャル
スタートアップ
がデザインするもの
渡邉賢太郎
NPO法人ETIC. SUSANOOプロデューサー
第一回 X DESIGN FORUM

自給自足の暮らし
これから
効率と生命性が
調和するシステム
手工業、分業システム
現在
規模と効率偏重
のシステム
自
然
と
共
生
人
間
中
心
テクノロジー以前テクノロジー活用
断
片
化
の
加
速
社会の形成
あらたな社会システムを日本から世界へ

さて、いまここで
アナタの心臓が止まったら？
・1分ごとに救命率は10％低下（10分で帰らぬ人に）
・会場までの救急車到着に約13分
・心停止で生命を落とす方は年間 75,000人
・AEDを使えば助かる。けど、使われる可能性はたった７％

Coaido119
株式会社Coaido
119番通報しながら周囲の助けが得られるアプリ
※6月公開予定（iOS）、東京都豊島区で地域実装準備中
「尊い」しかし、簡単ではないこと
に挑む起業家を支える ETIC.

Coaido119
株式会社Coaido
119番通報しながら周囲の助けが得られるアプリ
※6月公開予定（iOS）、東京都豊島区で地域実装準備中
アナタならこのシステムの実験に
いくら払いますか？
「尊い」しかし、簡単ではないことに挑む
それがソーシャルスタートアップ

SUSANOOのミッション
｢市場の失敗｣に挑む
ソーシャルスタートアップの生態系をつくる
起業家を支える事業化を支えるコミュニティ化

SUSANOO
挑戦者がともに支え、企てるコミュニティ
250名のチェンジメーカーが集結
第２回 SUSANOO FES 2016

SUSANOOがフォーカスする
『市場の失敗』とは？

市場の失敗領域
当事者への課金は難しいうえ
解決方法が不明で複雑
社会基盤型ビジネス市場
行政や大企業が担う
スモールビジネス
付加価値型のビジネス市場
ベンチャー・企業が担う
当事者がサービス提供時点で、その対価を支払える可能性
高い
当
事
者
に
と
っ
て
の
問
題
の
重
要
度
低い
低い高い
重要。しかし、当事者には対価を求められない。

子どもむけの
教育領域
■虐待をうける子供
■貧困家庭の教育
■発達障害を抱える方
■捨てられた子供
困窮している人々
を支える領域
■避難民むけサービス
■独居の高齢者
■産後うつ
■薬物依存症の方々
問題が複雑で
認知しづらい領域
■雇用の喪失
■防災意識の低さ
■AEDがとどかない
■水インフラ老朽化
たとえば、

モデル構築にどうしても時間がかかる
（だから相互扶助コミュニテイの形成が大事）
２Y ３Y１Y
スタートアップの成長曲線
ソーシャルスタートアップ
の成長曲線

H２８年、日本に来た難民の数は？
■日本に避難してきた方１０,９０１人
■うち認定をうけられた方２８人
法務省入国管理局調べ

ソーシャルスタートアップ
デザインの特徴

「真に解決すべき問題は何か？」
①ツボをみつけ、ツボを押すサービスデザイン
食べるものがない
住む場所がない
避難民の直接的ニーズ
生活・住居支援
サービス
解決策
長期的に
孤立化
日本人と
信頼関係を
築く機会減
日本語
会話力
の低さ
日本語学習
時間減背
景
に
あ
る
構
造
現
象
避難民と日本人をつなぐ
本質的な要求に対するサービス

WELgee 生活支援と関係づくりを支える
難民ホームステイ

重要だが当事者への課金は難しい
サービス
提供者
防災意識の
低い人達
資金調達先の候補
一般寄付
投資家
地方自治体
助成財団
中央官庁そのほか？
防災知識と
経験をもった
若者があふれた
地域社会
資金提供者の開拓
（法人格の選択）
資金獲得
②｢第三者｣を｢関係者｣に変えるビジネスモデルデザイン
将来、この課題を無視できなくなるのは誰か？

防災ガール日本財団さんより助成金
津波防災プロジェクト #be ORANGE!

共通指標で表現できるので、比較
や効果測定がしやすい。ただ、
ソーシャルスターアップをこれだ
けで測ると小規模ビジネス
通常の指標で表現する問い
プログラム利用者数の前年比は？
プログラム参加者の創業率は？
売上や利益の伸び率は？
・課題の存在を知らせる
・ストーリーへの共感
・リアルな場での出逢い
本質的な価値を表現する問い
当事者の安心感は高まったか？
コミュニティは豊かになったか？
主体性は高まっているか？
③価値を｢見える化｣するコミュニケーションデザイン
何を、どう伝えれば共感がよべるか？

マドレボニータ「産後うつ」の現状を
知ってもらうため産後白書を出版

金銭的リターンなど
組織共通の明確な目的を
設定しやすい
通常の組織がもつ求心力
ストックオプション／高い給与
社会的な知名度
福利厚生制度
■有給５：ボランティア１２
■個々の参画の動機が異なる
■自主性重視の組織デザイン
ソーシャルスタートアップの求心力
ビジョン・ミッションへの共感
日々の業務の楽しさ/面白さ
組織内の人間関係や雰囲気
④関係者全員が主役になる組織デザイン
どうすれば協力者が勝手に動いてくれるか？

Code for Japan 担い手の自主性を支える
アメーバー型の組織（コミュニティ）のデザイン

ソーシャルスタートアップが
デザインするものとは？

バラバラ分断されている個人、知恵、リソース
この星を、月から眺めてみると
A社の社長
E社のバイト
G国の農家
I社のCFO
B大学の学生
J団体の職員
C病院の先生
K政党の先生
D社の従業員
F国の官僚
H大学の先生
L国の難民

バラバラに分断されている要素
ソーシャルスタートアップがデザインするのは
A社の社長
E社のバイト
G国の農家
I社のCFO
B大学の学生
J団体の職員
C病院の先生
K政党の先生
D社の従業員
F国の官僚
H大学の先生
L国の難民
分断された個を
新たに関係させる構造

バラバラに分断された要素をあらたにつなぎ合わせ
言いかえるとソーシャルスタートアップは
個々人の財産
専門知識
専門家
起業家
企業
従業員
官公庁
在留外国人
自治体
技術
生産者
消費者
Weの単位をかえる

SUSANOO
さらに、分野・組織の枠をこえ「Weになる」
Re:ducation
「教育」に対する既成概念に囚
われず、それを媒介として分断
された世代や地域分野間を結び
つけることで、新たな「教育」
市場を開拓
Dual Life
田舎と都市、生産と消費、上司
と部下など、一見対立し両極端
にある2つのライフスタイルを、
一人の人間が並行して楽しむ新
しい生き方を提案
Re:public
公共サービスをテクノロジーを
用い、効率良く、品質の高い仕
組みを再構築し、財政コストを
大幅に削減するとともに、市民
が創る公共を創造

すでに動き始めているアジェンダ
働き方革命
首都圏から地方への若者人材還流によるありたい未来・地域を実現
ライフステージに応じた雇用とキャリア
教育の未来
高卒進路選択大学進学に限らない未来の働き方
大学教育改革～学部制度の見直し等を通じたい次世代人材育成～
地域経済・自然資本
森林業の新しい価値の創定
オープンイノベーションを生み出す特区戦略
自助・互助・共助
在宅医療3.0－人口カバー率99%を目指す
民間・行政・地域がコラボレーションする仕組み
次世代型ものづくり
ICT・IoT×市民参加テクノロジーとデザインでつくる共助
「IT×母子ヘルスケア×防災・減災」熊本をケースに未来を考える
多様性（ダイバーシティ）
2020に世代やハンディキャップ、文化宗教民族等の壁を超えて
神社消滅の危機！日本の未来のために今すべきこと
新・資本主義
ソーシャルレイティング・ソーシャルバンクの可能性
Revenue Share型投資
スポーツ2020
スポーツ業界が人材育成のプラットフォームへ
アスリートのセカンドキャリア

パートナー企業や
プロボノスタッフなど
ご参画をお待ちしております。
ご挨拶出来ない方は、ぜひ
✉ susanoo@etic.or.jp
もしくはFacebookでメッセージなど下さい。

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