6. 持株比率の問題
1.共同事業者との関係
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問題 例えば2名の共同創業者の間で、どのよう
な比率で株式を配分すればいいのか?
A 公平に、50%:50%
B わずかに傾斜をつけて、51%:49%
7. 持株比率の問題
1.共同事業者との関係
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C かなり傾斜をつけて、95%:5%
問題 例えば2名の共同創業者の間で、どのよう
な比率で株式を配分すればいいのか?
A 公平に、50%:50%
B わずかに傾斜をつけて、51%:49%
8. 持株比率の問題
1.共同事業者との関係
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意見が分かれたときに、意思決定に支障が
決定権を一人に集中させつつ、他の人にも経済的メリット
67%以上であればより強力な権限
経営は安定するが、少数株主の経済的インセンティブ
に欠ける
C かなり傾斜をつけて、95%:5%
A 公平に、50%:50%
B わずかに傾斜をつけて、51%:49%
9. 持株比率の問題
1.共同事業者との関係
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・会社法上、原則として株主総会の決議は議決権の過半数の
賛成で可決される。
・一定の重要事項については議決権の3分の2の賛成で可決さ
れる。
会社の経営に関する意思決定を円滑に行うためには、少なく
とも過半数、できれば3分の2以上保有することが望ましい。
ただし、創業者一人に集中しすぎると、他のメンバーのイン
センティブに欠けるため、バランスが重要となる。
10. 持株比率の問題
1.共同事業者との関係
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会社の意思決定や資金調達をスムーズに行うためには、
特定の経営者に株式を集中させておくのが無難
創業者の中に飛び抜けた人物や、経営を主導する人物
がいない場合、特定の共同創業者に株式を集中させる
ことが困難なことも。
しかし・・・
比率に傾斜をつける 株主間契約を締結する
そこで・・・
などの手当てが必要になります。
いずれにしても、考え方と個性が反映されるところ!
11. 株主間契約(創業者)
1.共同事業者との関係
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株主間契約がないとどうなるのか?
• 例えば、2名の創業者で株式を保有しており、創業者の一方が会社を
辞めた場合、辞めた共同創業者も株式を保有し続けたままになる。
• 両者の意思疎通が図れず、株主総会決議を行う場合や、バイアウト時
に共同で株式譲渡を行うような場合に、足並みが揃わず会社の意思決
定に悪影響が。
• このような場合に備え、「退職、辞任する場合に
は、保有株式の全部を残存経営者に売却する」な
どの内容の株主間契約を締結
• 株式の買い戻し価格を低めに設定するなどの工夫
が必要
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2.新規ビジネス立ち上げ
の注意点
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