2. ソーシャルメディアの変遷・パラダイムシフト
1997年 Six Degreesを皮切りに、幾多の
ソーシャルメディアサイトが誕生し、消滅。
2006年になると 現在 利用されている大方
2006年になると、現在、利用されている大方
のソーシャルメディアサイト、ツール、サービス
が顔をそろえてきた。
Facebook、Twitter
YouTube、LinkedIn
MySpace、Orkut、Last.FM、Hi5
Flickr、Xanga、Bebo、Ning
Flickr Xanga Bebo Ning
Live
• ソーシャルメディアへトラフィックがシフト、
デ が
• ユーザの情報・コンテンツ発信が急増、
• 参加、消費、共有、転送、再露出、拡散し、
• ユ ザがエンパワ され、
ユーザがエンパワーされ
• 一方通行のメッセージを聞かなくなり、
• レガシーマスメディアが衰退してきた。
2006年からパラダイムシフトが進行
Source:Danah m. Boyd, Nicole B. Ellison, Social Network Sites: Definition, History and Scholarship http://jcmc.indiana.edu/vol13/issue1/boyd.ellison.html
3. ブランドコントロールが消費者に移った象徴的なビデオ
2006年6月
EepyBird Experiment #10 – The Very First Fountain 2006/6/3 on Youtube
Fritz GrobeとStephen Voltzが行ったDiet CokeとMentosの噴出実験
At Revver
「Experiment #6」は54万回、
p
「Experiment #13A」は48万回、
「Experiment #137」は356万回
At YouTube
Diet Coke Mentos類似のビデオが3,299
本(最多視聴ビデオは269万回)
-2006年10月26日時点
インターネット、YouTubeを揺り動かすバ
イラル効果に、まず、Mentosが飛びつき、
売上が5~10%もアップしたCoca-colaも
売 が も プ も
Experiment #214で追随。
その後も、米国内、欧州でExperimentを
ツア 化してマ ケティングに統合。
ツアー化してマーケティングに統合。
http://www.youtube.com/watch?v=fLwfevZ606w&feature=player_embedded
4. コントロールが消費者に移ったことをブランド側も認識
長年、企業・ブランドが支配してきたマスメディアが衰退し、一
年 業 ブ ドが デ が衰
般消費者が支配するソーシャルメディアが力を蓄え、マスを上
1980年:5,000万人以上 回ってきたことを理解。
年 総会
2006年10月 ANA総会
2008年:2,500万人
日刊、日曜紙
毎年、2~3%の
発行部数減少
A.G.Lafley: P&G CEO Stephen F.Quinn: Wal-Mart VP Marketing
Wal Mart
パワーは消費者が握っている。 消費者が手綱を握っており、消
彼らは考えられる全ての意味 費者にうまく手綱を握らせるも
で我々のブランドを所有し、ブ のが勝者となる。
ランドコンテンツ制作に参加し
始めている。
Source:Source: Journalism.org “State of New Media 2009” NYTimes.com http://www.nytimes.com/2006/10/09/business/media/09adcol.html?_r=2&oref=slogin
5. それからの4年間に企業の参加、導入が進み、
The Global Social Media Check-up 2010
Fortune Global 100(2009)をベースに2010年1
月時点でのソーシャルメディアスペース(Twitter、
Facebook、YouTube、Corporate
Facebook YouTube Corporate Blog)への
25社 42社 参加・利用を検証。
79社
• 最低1つに参加:79%
10社
• 4つ全部に参加:20%
• Twitter利用が最大で65%
• 企業Blogは最低で33%
御社の現状はどうですか?
8社
5社
20社
7社
100社(南米3社) 29社 48社 20社 Source:Burson-Marsteller http://www.box.net/shared/xmd2a0o1t4
6. そして、 Facebook、Twitterが爆発した
Twitter は爆発的にユーザ数(2010年4月)を伸ばし、
ニュース配信チャネルとしてFacebookを抜いて1位に躍
り出、デジタルコンテンツの共有スペースとしても
Facebook、Emailに次ぐ3番目の位置を獲得した。
F b k E ilに次ぐ3番目の位置を獲得した
企業・ブランドのコミュニケーション戦略を大きく転換して
きた。それをまとめると…
Source:SiliconAlleyInsider.com
10. ソーシャルメディア対応の基本2 – モニタリング
Company A
Total
A社のバズカ
テゴリトレンド
Forum
Blog
Blog、Forum、Twitter、News系オンライン
バズを多くの企業がモニタリング中。
ズを多くの企業がモ タリング中。
バズ数、傾向、パターン、競合比較、リスク
Company A 管理、レピュテーションマネージメント、バズ
対応、管理、その他。
対応 管理 その他
5社間のバズ
5社間のバズ シェア
トレンド ソーシャルメディアスペースでユーザはブラ
ンドに対して何を話し、書き、評価しているの Company A
Company B
か、まずモニタリング。 Company C
Company D
Company E
やってますか?
17. その影響が日本ブランドへ IMC( ソーシャルメディアincl.)戦略構築
ツール主導・既存マーケティ
ングをソーシャルメディア化
Paradigm shift
P di hift
IMC戦略を構築するグ
ローバル企業・ブランド
の影響が欧米だけに
止まらず…
止まらず
Original Visual from Flickr.com/IntersectionConsulting
19. 非英語圏ユーザも英語コンテンツを消費、共有
• 英語=世界共通語
• 世界中にいるアーリーアダプター
• 英語コンテンツをローカライズして
国内ユーザと共有、再露出、拡散
• デジタルネイティブ
英語 自国語 それ以外
Source:comScore State of the Internet with a focus on Asia Pacific, Nov 2009
23. デジタルネイティブ(30歳未満)が主流
Digital N ti 30歳未満 1980年以降誕生 生まれた時には インタ ネ ト接続 Desktop/Note
Di it l Natives=30歳未満、1980年以降誕生。生まれた時には、インターネット接続、 D kt /N t
PC、携帯、SMS、IM、iPod、PS2、Nintendoなどがあった。彼らは、会社、家庭、グループ、団体などに
おけるインフルエンサーであり、アーリーアダプター。これからの消費生活のリーダー。
Digital Immigrants=30歳以上、1980年以前誕生
会社で費やす時間(週) 家庭で費やす時間(週)
Source: Enquiro, Digital Native Whitepaper, Oct 2009
30. 一方、欧米企業のIMCは次のステージへ
縦割りサイロ組織
縦割 組織
からは独立、ある
いは統合組織とし
て、
オンライン
インタラクティブ
デジタル
ソーシャル
シ
分野を担当する部
署がある。
その部署の部課
Head of Integrated Media Senior Manager, 長クラスがツール
Digital Media Communications Director,
US Communications
Social Media Strategist 戦略ではなく、
「Corporate
「C t
Social Media
Summit」で講演、
Director of Director of Online Marketing
g あるいは参加して
Communications Manager Communications IMCを学習しようと
Head of Digital Media
している。
幸いなことに、日
幸いな とに 日
Senior Social Media Strategist Social Media Manager Head of Digital Marketing Head of Interactive 本からも2社ほど
Marketing & Social Media が参加予定。
Source:UsefulSocialMedia.com http://usefulsocialmedia.com/