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仕事を“意味のある暮ら
”しの作業 とするために
~就労生活の定着へ向けて~
事例紹介
 性別:女性
 年齢:40代
 疾患名:統合失調症
 生育歴:次女として出生,商業学校卒業.
生活史
商業高校
卒業
就職
( 寮 )
退職→
帰郷
インテリア
( 事務 )
発症→
通院
入院
(1 回目 )
入院
( 2回目 )
入院
( 3回目 )
退院→
援護寮
(GH)
鉄工所
( 事務 )
建設
( 事務 )
ホームセンター
M ホテル
( 食器洗浄 )
Y 食品
( 工場 )
グループ
ホーム ( 清掃 )
I内科
( 清掃 )
18 20 25 30 35 40 43 歳
S 氏の特徴
 グループホーム入居中,家族とは関係良い
 グループホーム内役割,就業未確立
 自己能力を低く捉えがち
 身体耐久性低い,問題の解決を短絡的に行いやすい
 周囲への被害的な感情を持ちやすい
大事だがうまくやれず問題である項目
 他人に自分を表現する
 他人とうまくやっている
 やろうと決めたことをやり遂げている
 自分の目標に向かって励む
 自分の能力をうまく発揮している
意志
対人交流
自己の能力
方針と計画
 就業生活が習慣化するまでの特性把握
 これまでの職業経験の振り返り
 仕事への意思の確認
 仕事の生活における意味・意義の確認
就労準備訓練
求職活動
就労定着支援
自立生活に向けた就業生活習慣の確立
経過 1
 生活習慣を就業も含めたスケジュールへ
 3 回 / 週の作業日数
 今までの就業開始時特性が出現
 スタッフの後押し,振り返り→継続した出勤
X-1.6 X-1.7 X-1.8
きつい
体が痛い
作業がうまく
いかない
休みたい
行きたくない気持ちは
あるけど
行った後は良い
少し慣れてきたかも
経過 2
 障がい者合同就職面接会に参加し,求人面接を受ける → 
不採用
 気になる事の変化:体調の揺れ,対人関係の不安,今後の暮
らし方への不安,生活費の不安
 今の課題が暮らしの中での現実味を帯びたものに変わってい
る
 就業生活を見据えた暮らしの変化という課題
障がい者
合同面接
会 体調
対人関係
経済面
これからの
事
X-1.9 X-1.11 X.5X.1 X.3
食堂求
人面接
4 日 /
週
5 日 /
週
3 日 /
週
就労準備訓練は継続
経過 3
 希望する労働条件での準備訓練継続が安定化
 希望する生活に向けての課題解決をスタッフと行う
 気持ちの揺れの中でスタッフへの相談や愚痴が多くなる
 求職活動増大→雇用前提の実習
 実習中断の振り返りから仕事に向けての意思を再確認
書類→
不採
用
実習中断「実習した
い」
「仕事を探
します」
「もう仕事
はできない
かも」
振り返り
「やっぱり
仕事をしま
す」
X.6 X.7 X.8 X.9
面接→
不採用
A 食堂面接
→ 実習
経過 4
X.10 X.11 X.12
洗卵作業面接
→ 採用
職場訪問
(5 日 / 週 )
職場への
説明・連
携
職場訪問
(1 日 / 週 )職場・本
人との振
り返り
 洗卵作業の求人へ応募→採用
 雇用先:「ちゃんと仕事を続けてもらえるか」「どう接した
ら良いか」
 特性と対処の説明,雇用者と支援者の協業
 本人:「仕事をしていた方がいい」
 雇用先:「ちゃんと仕事を覚えてきている」
自己評価 ( 出来ていること )
0
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2
3
4
課
題
活
動
片
付
け
健
康
移
動
金
銭
義
務
表
現
交
流
解
決
休
息
整
理
日
課
責
任
役
割
趣
味
目
標
判
断
遂
行
能
力
就職前
就職後
全体的に向上
している
自己評価 ( 大事な事 )
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片
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理
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課
責
任
役
割
趣
味
目
標
判
断
遂
行
能
力
就職前
就職後
ほぼ変わらないか
新しい価値課題が
出ている
考察
きっかけ「仕事をしたい」
習慣の再獲得
困った時の相談を繰り返す
具体的な求職活動への行動化
自立生活の具体的な計画化
その中での仕事の意味(価値)の確認
職場実習
職場体験
面接
就職→定着へ
今までの仕事経験の
振り返り
自立生活の
具体化
相談が出来
る
様になる
仕事に
向けた
生活習
慣,環
境の設
定・維
持
職場との
調整・定
着支援
考察
 今までの経過から考える本人の仕事への特性は
実際に就職した中でも出てきている
 実際に就職している今でも特に本人の特性自体
が大きく変化しているわけではない
 しかし職場や支援者に相談をする事や仕事につ
いて振り返る事などで,つまづきを乗り越えて
きている
 仕事に向けての支援を受け入れ,生活の中で“仕
事をする“という事の意味を見つけているのが仕
事への継続と繋がっているのではないか
まとめ
1. 過去に転職を繰り返す当事者の「仕事をして自立し
たい」という希望に向け就労移行支援での取り組み
を行った.
2. 過去経験の振り返り,就労準備訓練,求職活動を繰
り返す中で,仕事を暮らしの基盤へと位置づけて就
職から就労の継続へと結びつけていった.
3. 本人の生活史を学び,その中から本人が主体的に仕
事へ取り組む為にどういう支援が必要になるか,そ
して就労の暮らしの中での意味を本人と協働で確認
していく作業が仕事を続けていく為に必要であり,
有効な支援となり得る事が示唆された.

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作業療法発表スライド 就労定着に向けた支援の取り組みについて

Notas do Editor

  1. 今回,就労支援を行っていった事例を通して,その取り組みの中で何を課題とし,どう解決していったのかを考えていく事で,支援の有効性を検討していきました.
  2. 事例は43歳の女性で,統合失調症の方です. 商業科卒,英文タイピスト部所属.コンクール出場経験あり.成績中.友達少ない.
  3. 商業高校を特に大きな問題なく卒業し,インテリア会社に事務として就職しました.遠くの県で寮暮らしをしていましたが,1年半ほど勤めた後で帰郷しています.その後いくつかの会社の事務で仕事をしていましたが,短期間で転職しています.その中で統合失調症を発症し,通院しながら仕事をされていました.しかしホームセンターで勤めていた時に入院となり,退職されています.その後3回ほど短期間の入院をしていました.3回目に退院をする時に両親との折り合いが悪くなっており,援護寮へ入居されています.その後もいくつかの仕事をされていますが,いずれも数ヶ月で退職しています. 生活史の中でチャートを作り,職歴と生活歴を平行して表示する.
  4. 初期評価を行った結果を示します.S氏の特徴としては,グループホーム入居中です.自己能力を低く捉えがちです.また身体耐久性の低さ,問題の解決を短絡的に行いやすい事,周囲への被害的な感情を持ちやすい事がありました. 初期評価の中で特徴となる箇所をまとめる. ・社会的環境:グループホーム居住 ・作業同一性: ・交流技能: ・
  5. 本人に自己評価を行ってもらったところ,大事な事だけど問題である項目として,「対人交流」「意志」「自己の能力」を挙げられました. OSAから見たまとめ
  6. 以上を踏まえ,支援の方針として就業生活が習慣化するまでの特性把握,職業経験の振り返り,仕事への意志,生活における意味や意義の確認を挙げました.
  7. まず,準備訓練へ取り組み始めた際には今までの開始時の特性が出現しました.しかしスタッフの後押しや振り返りを行って行く事で出勤は継続し,「少し慣れてきたかも」「出勤した後は良い」という言葉がありました.
  8. 県の障がい者合同就職面接会がありまして,そこにメンバと参加しました.その中で食堂の求人を見つけ面接を受けています.結果は不採用でした.その後不安や体調の揺れが出てきましたが,それはこれからについて具体的な現実検討をする様になっている事を確認しました.そして就業生活を見据えた暮らしの変化という課題に向けていくというのを確認しました.
  9. 本人の希望する労働条件での訓練が安定化する様になりました.訓練を続けながら希望する生活に向けての課題解決をスタッフと行いました.求職活動も続けいくつかの求人に応募しましたが,面接や書類選考などで不採用になる中,ある食堂から雇用を前提とした実習が出来る様になりました.実習をしてる中できつさが出て中断になりましたが,直後は「もう仕事は出来ないかも」と述べられたものの,「やっぱり仕事をします」と求職を続ける事を確認しました.
  10. 前回の応募の時に提示されていた洗卵作業をやってみたいとの事で応募され面接を受けています.結果採用となりました.その職場は以前から知的障碍を持つ人がいましたが精神障碍を持つ方を雇うのは初めてとのことだったので,支援スタッフが職場へ出向きました.話の中で雇用先からの心配がいくつか出てきましたので,精神障碍の一般的な特性と本人の特性,対処の仕方を説明すると共に,支援スタッフも一緒に仕事継続に向けて取り組む事を確認しました.仕事を続けていく中で振り返りを行い,本人からは「仕事をしていた方がいい」と,雇用先からは「ちゃんと仕事を覚えてきている」など肯定的な言葉を得られています.
  11. 本人さんの自己評価の変化です.就職後では出来ている事が全体的に向上しています.
  12. 大事な事についてはほぼ変わらないか,もしくは下がっている事がありますが,より具体的で新しい価値課題が出ている様です.
  13. 本人さんの「仕事をしたい」というきっかけを元に,仕事に向けた生活習慣・環境の設定や維持を行っていきました.その中で就業生活習慣を再獲得し,困った事の相談などを繰り返しています.そして具体的な求職活動を行い,面接や実習・体験などを経験しました.仕事経験の振り返りなどをして仕事の価値の確認をしたりして関わる内に,本人が今まで出来なかった周りへの相談を出来るようになりました.そして実際に就職した後では支援者が職場との調整や定着支援を行っていく事で仕事が継続しています.そして本人の自立生活へ向けての具体化が現れるようになってきました.
  14. 今までの経過での本人の仕事へ向けた特性は実際に就職した中でも出てきています.特に本人の特性自体が大きく変化しているわけではありません.しかし職場や支援者に相談をする事や仕事について振り返る事の関わりをする事でつまづきを乗り越えてきています.仕事に向けての支援を受け入れ,生活の中で“仕事をする“という事の意味を見つけているのが仕事への継続と繋がっているのではないかと思われます.
  15. 過去に転職を繰り返す当事者の「仕事をして自立したい」という希望に向け支援をしていきました.過去経験の振り返り,就労準備訓練,求職活動を繰り返す中で,仕事を暮らしの基盤へと位置づけて就職から就労の継続へと結びつけていきました.生活史を学び,そこから本人が主体的に仕事へ取り組む為に何が必要なのか,そして暮らしの中での仕事の意味を本人と協働で確認していく作業が仕事を続けていく為に必要であり,有効な支援となり得る事が示唆された.