情報技術の進展により,人の行動をセンシングしたり,推定する研究が盛んに行われ,状況に応じて適切なサービスが提供される便利な社会が現実のものとなりつつある.しかし,この先はどうなるのであろうか?本発表では,この人と情報技術の連携が成熟した先にあるべき未来の「社会」に関して,これから始まる研究について紹介する.具体的には,人間の行動を情報技術によって変化させ,変化によって生み出されるエネルギーを社会の維持と発展の原動力にするというものである.いかにして行動を変化させ,その行動の変化をどう活かすのか,未知なるシンギュラリティの世界はもう間近です.